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- 2018.10.11
- なんとなく不調と感じたら・・・
こんにちは。院長の岩波です。
季節の変わり目は不調を訴えて来院される方が多くなります。
体の不調については、体のどこが不調になるか、というのは本当に人それぞれです。
よく「私は○○が弱い」という言葉を聞きますが、医学的に正しいかどうかは別として、そういうことはあると思います。
例えば私は頭痛です。 寝不足、ストレス、疲れ、生理痛など、ほとんどが頭痛という形で現れます。
片頭痛のこともあるし、緊張型頭痛のこともあります。西洋医学的な頭痛の分類に当てはまらないと思われる頭痛もあります。
ちなみに、西洋医学での慢性頭痛に分類(医者はすぐ分類したがりますヽ(゚◇゚ )ノ!)されるのは、
・片頭痛
・筋緊張性頭痛
・群発頭痛とその他の三叉神経、自律神経性頭痛
・その他の一次性頭痛
となっています。
「一次性頭痛」というのは、特に病気(脳腫瘍など)がないのに起こっている頭痛、という意味です。
三叉神経というのは脳から直接出ている神経で、顔面や頭部にところどころ最終地点があります。
「頭のここ(この点)が針で刺されるように痛い!」というような、まさにピンポイントの頭痛を訴える方がたまにいますが、これが三叉神経性の頭痛(頭痛というより三叉神経痛と呼びますが。)というヤツだと思います。頭の前の方の痛みで、ずっとズキズキするというよりは、時々ビビッとと痛い、というよなことが多いです。
原因は血管の奇形ともいわれていますが、よくわかっていない面もあるようです。 西洋医学ではてんかんの時に使う薬で功を奏することもあるとのことですが、私の経験では漢方薬の五苓散で改善した方がいます。
頭痛の話しをするつもりではなかったのですが、自分がひどい頭痛もちなのでついこっちに行っちゃいますね。 やはり医者も人の子ですので、自分や家族に関係することは専門外でもよく調べます(^∇^)。西洋の薬で改善しない頭痛があり漢方を希望されて受診される患者さんもいらっしゃいますし。。
さて、脱線しましたが、不調が出る場所についてです。
よくあるのは、肩こり・腰痛などでしょうか。
眼が疲れる、という訴えの方も多いです。
風邪をひきやすい、ということもあります。
風邪をひけばもう風邪の症状になっちゃうわけですが、一ヶ月に一回くらい風邪をひくという場合は免疫力が低下傾向であるかもしれません。免疫力が落ちる原因はストレスかもしれません。
珍しい(と思われる)ところでは、口が乾く、舌が痛い、口の中が苦い、などでしょうか。
漢方診療をしているとよく聞く症状だったりします。(唾液や涙などが少なくなる病気もあります。)
不調が3日とか1週間とか続く場合は大きな病気が隠れていないかどうかをまず調べなくてはいけないので、お医者さんに話しを聞いてもらい、基本的な血液検査などはするべきでしょう。
「だるいから疲れているんだ。」と思っていたら大きな病気が隠れていた、ということもあります。
疲れているからいろいろなサプリメントをたくさん飲んでいたら、肝臓が悪くなってしまった、ということもあります。
口が苦い、などの症状は漢方診療をしていないお医者さんに言ってもなかなか理解してもらえないことがあります。
どれも器質的な病気がない場合には自律神経のバランスを崩したことからくる場合があります。うがいを頻繁にしたり、水分を摂ることも効果的ですが、漢方でも改善する方がいますので、漢方診療をしている医院や病院の漢方外来に相談してみるとよいと思います。
体の不調が現れる場所は人によって様々です。
大きな病気のサインの時もありますし、自律神経のバランスを崩しているなどの場合もあります。
まずは専門医に相談することをおススメします。
当院でもプチ不調の方の相談をお受けしてます。気になる方はお気軽にご来院くださいね。
ドクターインタビュー動画
前橋温泉クリニックの診療方針についてインタビュー動画を公開してます。
不調への取り組みなどについても少し話をしてますので、参考にしていただけると嬉しいです。